ソニーグループの半導体生産子会社、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(熊本県菊陽町)が、同町に取得を申し入れていた工場用地を無償で借り受け、8月にも造成工事に着手する方向で検討が進んでいることが29日、分かった。年内に土地の売買契約を結ぶ予定。スマートフォンのカメラなどに使う半導体の画像センサーの新工場建設に向けた動きを加速させる。
同町は30日、整備中の「第二原水工業団地(仮称)」約21・3ヘクタールを、同社に対して8月1日から12月末の間、無償で貸し付ける議案を臨時議会に提出する。無償貸し付けは、売買契約を結んだ場合の引き渡し日の前日までとしている。売買契約手続きに時間がかかることから、契約までの間、ソニー側が速やかに造成工事に着手できるように配慮するためとみられる。
同社の広報担当者は「議会で承認がいただければ、準備が整い次第造成工事に着手したい」としている。工場の着工時期や規模など詳細については「コメントは控える」とした。
第二原水工業団地は、同社の熊本テクノロジーセンター(TEC)の南側に隣接する。
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参照:熊本日日新聞(https://kumanichi.com/articles/334757)