熊本都市圏を中心にタクシーを運行する肥後交通グループとミハナグループは29日、傘下の事業会社10社の対等合併による新会社「TaKuRoo(タクルー)」を4月1日に発足させ、営業を始めると発表した。新会社の保有台数は計330台と県内最大となる。
タクシー業界は景気低迷に新型コロナウイルス禍が加わり、厳しい経営環境にある。運転手の高齢化も課題で、単独での生き残りは困難と判断した。合併により配車システムや経理・事務を一元化し、効率化を図る。従業員計363人の雇用は維持する。
新会社は現在のミハナタクシー本社(熊本市西区)内に置き、社長に同社の小山剛司副社長が就く。車両の表示灯やロゴも切り替える。事業エリアは熊本市、菊池、阿蘇、天草、人吉球磨。
事業計画づくりや公共交通の連携策などを担う持ち株会社「地域交通ホールディングス」を1月に設立済み。代表取締役は野々口弘基・肥後交通グループ代表、取締役を森泰司・ミハナタクシー社長が務めている。官民ファンドの地域経済活性化支援機構(東京)も出資し、経営を支援する。
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参照:熊本日日新聞(https://kumanichi.com/news/id169741)