熊本県の天草上島と下島を結ぶ天草未来大橋を含む「本渡道路」(天草市港町-同市志柿町、約1・3キロ)が25日、開通した。自動車専用で通行は無料。これまで自動車が通行可能な橋は天草瀬戸大橋のみで、開通により、朝夕の渋滞緩和や防災機能の強化が期待される。
同日は同市東町の市民センターで記念式典があり、地元関係者約150人が出席。馬場昭治市長が「新しいシンボルとなる道路の開通を機に、近隣自治体と協力し、天草の魅力を発信していきたい」と述べた。
出席者は本渡道路に移動。天草拓心高郷土芸能部によるハイヤの披露の後、テープカットとくす玉割りで祝い、車で通り初めした。一般車両の通行も午後3時半に始まった。
本渡道路は、熊本市と天草市を結ぶ高規格道路「熊本天草幹線道路」(約70キロ)の一部で、県が2017年度に着工。全長1148メートルの未来大橋が大部分を占める。事業費は203億円。
参照:熊本日日新聞(https://kumanichi.com/articles/959648)