熊本市の中心市街地一帯で23日、藤崎八旛宮(同市中央区)例大祭のハイライト「神幸行列」があった。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となり、飾り馬の奉納団体は前回2019年の3割以下の16団体。台風14号接近で1カ月延期となったが、約4千人の勢子[せこ]が練り歩き、街を祭りの熱気で包み込んだ。神幸行列は、みこしに乗った神が氏子の家々に幸を分け与える祭事。同区新町の御旅所に向かう「朝随兵」では、まだ薄暗い午前6時、みこしや甲冑[かっちゅう]姿の随兵が粛々と同宮境内を出発。勢子と飾り馬がアーケード街などを練り歩いた。
同区山崎町の日銀熊本支店前の通りでは、呼び物の「馬追い」を披露。飾り馬が勢い良く駆け出す姿に沿道から歓声が上がった。主婦(78)=同市東区=は「中止が続く前まで毎年来ていたので、3年ぶりに見られて感動した。おさい銭を投げ入れようと早起きしました」と祭りを楽しんでいた。
例大祭は9月13日に開幕し、奉納団体が祭りの無事を祈る「飾り馬飾り卸し」(同16日)などの神事は終えていた。
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(参照:熊本日日新聞)https://kumanichi.com/articles/832498